変わらない 不変の意識
ヨガはサンスクリット語で
「結びつける」という意味があります
何を「結びつける」のかというと
幸福・自由と自分自身を結びつけるということになります
真の自分・自分の本質と結びつくとも言えます
不変のものと結びつくこと
では、この移りゆく世界で
何もかもが 生まれては死んでいくこの世で
どのように不変のものと結びつくのか
それが ヨガの探求だともいえます
ヨガの古い経典に「バガヴァットギーター」というものがあります
その第6章に
「自ら自己を高めるべきである
自己を沈めてはならぬ。
実に自己こそ自己の友である
自己こそ自己の敵である
自ら自己を克服した人にとって
自己は自己の友である」
とあり
自分なりに解釈すると
「人は意識することによって 気持ちや感情や
身体の感覚を穏やかに、安らかに、静かに、温かくすることができます
自分の感情や 思考に浸ることによって
その感情や 思考にコントロールされるのではなく
自分が感じる感情、思考、痛みや悲しみ、喜び、心地よさ
こういった感覚は自分を 真の自分に導いてくれる友のようなもの
自分が感じる感情、思考、痛みや悲しみ、喜び、心地よさは
とり方によって 敵もになる
自ら、この身体の感覚をメッセンジャーとして捉えられたら
感覚をそのものとして 捉えることができれば
自分自身の内側で起こっていることは 全て自分の味方
真の幸せへと導く鍵となる」
思考や感情は 移りゆくもの
それをただ見ている 意識は
変わらない不偏のもの
自身の意識をどこにおくのか